映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」を観たよっていう話。

靴のサイズは、ダブルワイド、幅広サイズ。

服のサイズは、大きいサイズ。

ジムに行けば、ジロジロ見られる。

赤ちゃんには泣かれてしまう。

BARでは、注文もできない。

 

いわゆる、太っている とされる女性が主人公。

主役の吹き替えが、渡辺直美さん!!!

なんだか内容とマッチしているなあ。

 

ifeelpretty.jp

 

頭を強く打って、体はそのままなのに、

すごく痩せて美人になった。

と、自分だけが本気でそう見えている。

決して、努力して痩せたわけではない。

 

決して実際に痩せたわけではないが、

今までは、容姿のせいにして引っ込み事案になっていた。

何に対しても卑屈になっていた。

<可愛くなりたい>

美人だったら人生の全てがうまくいっていたのに。

と。

 

頭を打って

自分が美人になったと思い込んだ彼女は、

自分にめちゃくちゃ自信がついた。(つきすぎた)

周りからは、こいつ何言ってんだ?となっているだろう。

というのが描かれている。

それでも、彼女はお構いなしに突き進んでいく。

 

今まで挑戦できなかったことに挑戦し始めた。

今まで見えていなかったものが見えるようになった。

笑顔が増えて行動力がぐんぐん増していった。

自分がしたいように、生き始めた。

自分のことを強く信じて、

自分らしく生き始める。

いろんなことが輝き始めた。

 

「君は完璧な人だ。

自分らしく生きてて大抵の人は自分のことがよく分かっていないから、

自分の短所で頭がいっぱいになってしまう。そのせいで完全に忘れてしまうんだ。

自分の中にある輝きを。」

 

今まで心の中で彼女を少なからずバカにしてきた人たちも

そんな風に、周りの目を気にせず自分らしく生きられることに憧れて惹かれていく。

 

実際に本当にこんな人がいたら、自分だったらイライラしそう。

なぜかと考えるときっと嫉妬と憧れを持ってしまうことを認めたくないのだろうと思う。

 

映画の中の人は、素直に変化を受け入れて、惹かれていく。

 

映画の途中で、どうも美人になりすぎた病気(何?)を発病していたけれど・・・

 

 

また頭を強く打って

 魔法が解けた。

 

「私今見た目がイマイチで」

「そんなことあるわけないよ、君はいつでも綺麗だ。」

 

周りは何も変わっていないのに。

魔法が解けた彼女は、また卑屈になって自分なんか・・・となっていく。

 

また自分が認められなくなり、消極的になる。

 

そんな自分をありのままを受け入れて、今までの自分を打ち破っていく。

 

そんなストーリーでした。

 

「わたしはわたしです。

 わたしは自分に誇りを持っています。」

 

外見を変えることも大事だとわたしは思う。

けど、それを変えるのも自分。

 

意識を変えるだけで、輝くこともできる。

自分自身を好きになって。自分を大切にする。

自分を変えられるのは自分だけ。

自分で自分を信じないと、変えられるものも変わらないよね。

 

ま、そんな風に考えられたらいいよね。

って思った。

(考えられるとは言っていない)

 

こういうのって、

“自尊心”とかいうやつ(巷で噂の?)?

「自尊心」「自信」「自己肯定感」とかいうやつに関係している?

 

私もどうにもまあ、もしかしたらそうは見えないだろうけど(?)

「自己肯定感」がどうも狂っている。

 

自分自身に“呪い”をかける。

 

そういうことって日常的にすごくやってしまう。

やってしまうというか、そういう考え方や思考回路が染み付いている。

 

何かを言われたわけでもないのに、ちょっとした態度や言葉に勝手に傷つく。

誰にも好かれていないのかも。

誰にも愛されていないのかも。

親も本当は自分のことはどうでもいいのかも。

⚪︎⚪︎をやってみたいけど、自分には無理。どうせダメだ。

何をやっても失敗する。絶対うまくいかない。

もう少し、⚪︎⚪︎だったら自信が持てるのに。

あの人は、うまくできているのに。

などなど(もっとたくさんあるよね。)

 

そういった“呪い”を自分にかける。

 

こんなはずではなかったのに。と。

何も行動しないのは自分の責任で、行動力のなさが原因。

だけど、いつも頭について回る。

自分なんかがやっても仕方がない。

 

と。

 

起きてもいない幻のような不安や悩みに常につきまとわれいる。

 

そうやって、自分自身をどん底に突き落とす。

 

それじゃあ、何も変わらないよ。

 

と思わされた映画でした。

 

でも、あんな風にパワフルには生きられないよ・・・。

日陰を好んで生きているのさ(すでに何かに囚われている)

 

映画見て、ふと思い浮かんだのが

わたしが一番好きなバンド

THE BACK HORN の“生命線”という曲の歌詞。

 

「素晴らしい明日が広がってゆく夜明け

 最悪の日常を愛せるのなら

 この空も暗闇も心映す鏡なら

 変えてゆける いつだって

 その心が世界だろう」

 

 

まあ、そんな感じの鑑賞日記でした。

まる。

 

連日映画を観ているので、そろそろ趣味に映画を追加してもいいかの。

まる。